東京ゲームショウ 2009の一般公開日には,KONAMIブースに「ときめきメモリアル4」が出展される。 12月3日(木)に発売されるこの作品は,1994年にPCエンジン用ソフトとしてリリースされ, 恋愛シミュレーションゲームというジャンルを築き上げた「ときめきメモリアル」の,四つめの ナンバリングタイトルにして,前作「ときめきメモリアル3〜約束のあの場所で〜」から 8年ぶりの新作だ。 ここではプロデューサーのメタルユーキ氏へのインタビューをお届けしよう。PSPという プラットフォームを選んだ理由や,今回の作品で描こうとしているもの,過去の作品との関連性, そしてPlayStation Networkへの対応によって実現されることなど,気になることをまとめて聞いた。 ■ 舞台がきらめき高校に戻った理由 4Gamer:今作の舞台は,第一作と同じきらめき高校,きらめき市ですよね。これを選んだ 理由を教えてください。 メタルユーキ氏:一つには,15周年に向けての記念碑的な作品にしたいという思いが あったからです。以前,ときめきメモリアルのファンでいてくれた人達に,また新しい ときめきメモリアルへ興味を持ってもらうきっかけになると嬉しいですしね。15年前に プレイしていた自分と,今の自分を比較できたら楽しいだろうなとも思いますし(笑)。 4Gamer:かといって,昔のファンだけをターゲットにしているわけではないですよね? メタルユーキ氏:ええ,PSPだと10代の後半から20代前半が所有層としては中心だと 思うんですが,そういった年代の方達が遊んでも,楽しんでもらえるように作っています。 そんな新しい世代の人達と,15年前からのファンの人達,2のときからだと10年前からの ファンの人達が,きらめき高校,きらめき市という舞台を中心に,お互いにコミュニケーションが とれるような形で盛り上がっていただけたらなという期待もあります。 4Gamer:そうなると,1のキャラクターの15年前の姿を見られるのだろうか? というのが気になります。 メタルユーキ氏:実はそのあたりについて,ファンの方からいろいろな声を聞いています。 例えば,30代になった詩織ちゃんを見たいのか? というと……ね? 例えば,自分が30代に なって同窓会に行ったときに,かつて憧れていた同級生を見たときに衝撃を受けるようなことが あると思うんです。 4Gamer:えっ,なんでこんなことに? っていう。 メタルユーキ氏:そういうこともあるんで(笑),かつてのイメージを壊してでも登場させる 必要はあるのか? と考えました。そこで熟考に熟考を重ねた結果,あれから15年後の きらめき高校に,新一年生として入学した主人公が,15年前のキャラクターの足跡を 感じられるようにしました。 4Gamer.net(一部抜粋) 続き 2
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