■景気後退や高速値下げ影響/県内のJR・広島電鉄 景気後退や高速道路通行料の大幅値下げの影響などで、県内の鉄道各社で列車本数の削減が 相次いでいる。広島電鉄は先月26日からのダイヤ改定で全線にわたって運転本数を削減。 JR西日本広島支社も、来年にかけて一部の路線で列車本数を減らす考えを示しており、 利用者からの反発も予想される。 広島電鉄によると、今年度上半期(4〜9月)の電車の利用者数は延べ4726万人で、 前年同期比4・6%減。このため同社は全線で、年間の走行キロを6・4%削減する。昼間の宮島線 直通電車の運転間隔を7〜8分から9分に、市内線の3号線(西広島―広島港間)でも平日昼間の 運転間隔を10分から12分にそれぞれ延ばすなどして減便し、年間6千万円の経費節減を見込んでいる。 大田哲哉社長は、9日の決算発表会見で「現在は広島港まで走っている各線の電車の一部を、 利用者が減る宇品2丁目で折り返すようにしたい」と述べ、来春以降はさらに本数を削減させる 見通しを示した。 JR西日本広島支社は今年3月、山陽線の昼間の快速を3本減らすなど運転本数を一部見直した。 しかし、高速通行料の大幅値下げもあって利用者の減少は止まらず、上半期の在来線・新幹線計の 運賃収入は前年同期比8・1%減、山陽新幹線(岡山―福山間)の利用者数も同7・4%減った。 5月には新型インフルエンザの影響による出控えもあり、中長距離収入は前年同月比15・4%減と 大幅な落ち込みを記録した。新幹線の利用者も大型連休「シルバーウイーク」があった9月を除く毎月、 6・5〜10・6%の幅で前年同月を下回っている。 柴田信支社長は今月4日の会見で、「通勤通学の足はしっかり確保しつつ、利用者が減っている 線区では昼間や早朝、深夜の列車本数を見直したい」と話している。(福家司) ソース:asahi.com [09/11/13] 関連スレ 【鉄道】苦戦するJR3社、高速道路無料化なら厳しさ一段と[09/10/28] 【交通】高速無料化、JR・バス悲鳴「路線維持ムリ」 [09/11/05]
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