慶応義塾大学は自動運転機能を搭載した一人乗り電気自動車(EV)を開発した。 行き先を設定するだけで目的地まで自動的に送り届けてくれる。遠隔操作もできる。 当初は、交通手段が発達していない地方での高齢者や子供の移動手段として提案する。 実用化時期は未定だが、宮城県栗原市で実証実験する。 また、貨物輸送など業務用を想定した自動運転EVも同時に公開した。 インターネットを通じて制御する。高精度の全地球測位システム(GPS)やセンサーを搭載して位置情報を把握。 ワンタッチで、手動運転に切り替えられる。 利用希望者がインターネットで予約すると車両が決められた場所に自動運転で迎えにくる。 利用後も自動で回送する。 フル充電の走行距離は30キロメートル。リチウムイオン電池を搭載した。 最高時速は20キロメートル。開発に携わった同大学の清水浩環境情報学部教授は 「EVの自動運転が将来は主流になる」と、期待を示した。
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